映画『フリーガイ』を観てきた。

　先々週末、旦那さんと久々に映画が観たいね、ということになり、『フリーガイ』を観てきた。

　映画館に行ったのが久しぶり過ぎて、テンションが上がった。映画館のあの雰囲気、昔から大好きだ。シネコンのワクワクエンタメ感も好きだが、子供の頃に母親と行った、小さな映画館。扉がズッシリ重くて、スクリーンには緞帳(どんちょう)がかかっており、『ブーーッ！』というけたたましいブザーの音で、その、深紅のビロードのような緞帳がゆっくりと上がっていくと、もうワクワクが止まらなかった。これから映画を観るんだ！という新鮮な喜び。何度行ったことか。今は還暦を迎えた、母親のあの頃の若さと、おチビだった自分まで思い出して、なんだか泣きそうになってしまう(←クレしんのモーレツ！大人帝国に似た心情)(TT) ちなみに母は元気である　笑

　話がズレてしまった。さて、感想である。

　オンラインゲームの背景キャラ(=NPCのこと。通称モブキャラ)が、人格を持ったらどうなるのか…？という、ゲーム好きにはなんだかワクワクするテーマ。モブキャラの「ガイ」を演じるのは「デッドプール」で一躍人気俳優の仲間入りを果たした、ライアン・レイノルズ。ライアン・ゴズリングとちょい間違えるのだが、ゴズリングの方は「ラ・ラ・ランド」で有名になった。

　ライアンのコミカルな演技はとにかく面白いし突き抜けてる(色々な意味で)。しかし随分とマッチョなNPCだな！o(^▽^)o笑　彼が出会い恋に落ちる女性を演じている女優さんは初めて拝見。現実の人間が動かしているプレイヤーなのだが、リアルよりゲームの世界の彼女の方がビジュアルは好み。カッコよかった。

　まあーー、CG技術に関して言うことはなんもない！くらいスゴいものだった。VRの世界観が見事で、この未来が来るのもそう遠くないハズ…！と期待してしまう。

　私が注目したのは、このゲームの基礎システムを開発した、悩める若き天才プログラマーを演じている、ジョー・キーリー。パッチリおめめと、カーリーヘアがチャームポイント。誰かと言うと、そう、あのNetflixで大人気を誇る、SFミステリードラマ「ストレンジャー・シングス」のスティーブである。

　新シーズンは2022年か…？

　彼は本業は俳優ではなくバンドをやっているらしいのだが、ウーン、出世するね〜。やはりNetflixの影響は計り知れない。私はスティーブ役でファンになったので、活躍が知れて嬉しい！少し奥手で、考え込む役が似合うと思う^_^

 あまり深く考えず、気楽に笑って観れる映画だ。